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  • オープンリサーチプログラム05[レクチャー]
  • 妹島和世
  • 2013.10.25
  • 金曜日
  • 15:00–16:30
  • 場所:flowing KARASUMA

オープンリサーチプログラムとは:

アーティスティックディレクターとキュレトリアルチームが、PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015に向けて行う調査研究のプロセスを広く一般に公開し共有するためのプログラムです。

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  • オープンリサーチプログラム05[レクチャー]
  • 妹島和世
  • 2013.10.25
  • 金曜日
  • 15:00–16:30
  • 場所:flowing KARASUMA

写真:光川貴浩

PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015の組織委員会事務局では、芸術祭の対象を狭義の美術に限定せず、建築的な視点を含めて、現代の芸術的動向を広く見渡した事業にするべく調査を進めています。今回のオープンリサーチプログラムでは、フランスの美術館「ルーヴル・ランス」(SANAA)の設計をはじめとして海外の美術館事情にも詳しく、また第12回ヴェネツィア・ビエンナーレ国際建築展の総合ディレクターを務め、海外のビエンナーレ実施にも関わられた建築家の妹島和世氏をお招きし、お話を伺いました。台風27号の接近で天候が危ぶまれましたが、幸い正午頃には風雨が弱まり、予定通り建築家・妹島和世氏のレクチャーを開催することができました。今回は会場の都合で定員80席に限定する必要があり、事前申し込み受付後に抽選で聴講者を決定するという手順を採らせて頂きました。
妹島氏は建築写真や図面のスライドを多数駆使して、2004年竣工の金沢21世紀美術館から現代までの主要作品である、ニューヨークのニュー・ミュージアム・オブ・コンテンポラリー・アート(2007)、ローザンヌのロレックス・ラーニングセンター(2010)、アメリカ合衆国のトレド美術館ガラスパビリオン(2006)、犬島の家プロジェクト(2010)、ルーヴル・ランス(2012)、そして最新作の「NISHINOYAMA HOUSE」(2013)の設計事例を丁寧に解説してくださいました。レクチャー終了後に会場から寄せられた「建築を学ぶ学生がやっておくべきことは?」という質問に応えた「若い人には必ず可能性があるから、面白いと思うことがあったら、どんなに辛い時になっても続けて欲しい」というメッセージは、会場に集まった建築を志す学生たちに大きな励ましとなったようです。
今回のオープンリサーチプログラムの運営は、同志社大学、京都造形芸術大学、大阪大学の7名の学生にご協力いただきました。

(写真:光川貴浩)


オープンリサーチプログラム05[レクチャー]妹島和世
日時:2013年10月25日(金)15:00–16:30
会場:flowing KARASUMA 1階
主催:京都国際現代芸術祭組織委員会、一般社団法人京都経済同友会、京都府、京都市
協力:株式会社長谷ビル
後援:国際交流基金

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オープンリサーチプログラムとは
アーティスティックディレクターとキュレトリアルチームが、PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015に向けて行う調査研究のプロセスを広く一般に公開し共有するためのプログラムです。

妹島和世●建築家。1956年茨城県生まれ。1981年日本女子大学大学院修了。伊東豊雄建築設計事務所を経て、1987年に妹島和世建築設計事務所を設立。1995年に西沢立衛とSANAAを設立。主な受賞に、日本建築学会賞*(1998・2006)、第9回ヴェネツィア・ビエンナーレ国際建築展金獅子賞*(2004)、毎日芸術賞建築部門*(2005)、芸術選奨文部科学大臣賞美術部門(2006)、藝術文化勲章オフィシエ(2009)、プリツカー賞*(2010)など(*印はSANAAとして)。SANAAの主な作品に、金沢21世紀美術館(2004)、トレド美術館ガラスパビリオン(アメリカ、2006)、ディオール表参道(2003)、スタッドシアター・アルメラ(オランダ、2006)、ニュー・ミュージアム・オブ・コンテンポラリー・アート(ニューヨーク、2007)、ロレックス・ラーニングセンター(スイス、2010)、ルーヴル・ランス(フランス、2012)など。2010年に第12回ヴェネツィア・ビエンナーレ国際建築展の総合ディレクターを務める。京都では現在、妹島の設計による集合住宅「NISHINOYAMA HOUSE」が大宮西野山にて建設中。

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