イベント
- オープンリサーチプログラム04[対談]
- 蔡國強×浅田彰
- 2013.10.14
- 月・祝
- 15:00–17:00
- 場所:京都造形芸術大学 人間館1階 ギャルリ・オーブ
オープンリサーチプログラムとは:
アーティスティックディレクターとキュレトリアルチームが、PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015に向けて行う調査研究のプロセスを広く一般に公開し共有するためのプログラムです。
- オープンリサーチプログラム04[対談]
- 蔡國強×浅田彰
- 2013.10.14
- 月・祝
- 15:00–17:00
- 場所:京都造形芸術大学 人間館1階 ギャルリ・オーブ
ダイアローグ——蔡國強×浅田彰
「PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015」オープンリサーチプログラムの第4回目として、北京オリンピック開会式の花火の演出や、火薬で描く「火薬絵画」など、ダイナミックな作品制作で世界的に知られる現代美術家、蔡國強(ツァイ・グオチャン)氏と、批評家の浅田彰氏をお迎えし、対談を行いました。
今回のダイアローグのために蔡氏は、三つの新作を紹介する映像を準備してくださいました。一つ目は今年の夏にブラジル・リオデジャネイロで行った《農民ダ・ヴィンチ》のプロジェクト。二つ目は9月25日に翌日のクリスティーズ上海のオークションのためにユニオン教会で制作した火薬絵画《Homeland》。三つ目は10月5日のパリのニュイ・ブランシュ2013のためのプロジェクト《One Night Stand (Aventure d’un soir)》の最新記録映像でした。
これらの作品や《黒い花火——ヒロシマのためのプロジェクト》(2008)などを例に蔡氏は、プロジェクトを進める上での作家の責任や主催者の覚悟についてのお話をしてくださいました。博識と機知を交えながら物事の本質を鋭く語り合う浅田氏と蔡氏の刺激的な対話に会場の方々は魅了され、最後まで集中して聴講されました。終了後も会場から多くの質問が寄せられ、蔡氏と浅田氏がそれに応えることで会場を巻き込んだ対話はさらに活発となり、とても熱く濃密な2時間となりました。
今回のオープンリサーチプログラムの参加者は278名。運営の面では、協力大学である京都造形芸術大学から13名、そして同志社大学、京都工芸繊維大学、大阪大学から5名の学生のみなさまにご協力いただきました。今回の対談の記録は当サイトにて公開する予定です。
オープンリサーチプログラム04[対談]ダイアローグ――蔡國強×浅田彰
日時:2013年10月14日(月・祝)15:00–17:00
会場:京都造形芸術大学 ギャルリ・オーブ
主催:京都国際現代芸術祭組織委員会、一般社団法人京都経済同友会、京都府、京都市
共催:京都造形芸術大学
協力:京都造形芸術大学大学院学術研究センター
後援:国際交流基金
オープンリサーチプログラムとは
アーティスティックディレクターとキュレトリアルチームが、PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015に向けて行う調査研究のプロセスを広く一般に公開し共有するためのプログラムです。
蔡國強×浅田彰●蔡國強|Cai Guo-Qiang(現代美術家)1957年中国福建省泉州生まれ、ニューヨークを拠点に活動。「PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015」参加作家。詳細:蔡國強 ●浅田彰|Akira Asada(京都造形芸術大学大学院学術研究センター所長/批評家)京都大学経済学部卒業。京都大学経済研究所准教授、京都造形芸術大学大学院長を経て、京都造形芸術大学大学院学術研究センター所長に就任。哲学・思想史のみならず、美術、建築、音楽、舞踊、映画、文学ほか多種多様な分野において批評活動を展開。主な著書に『構造と力 記号論を超えて』(勁草書房、1983)、『逃走論 スキゾ・キッズの冒険』(筑摩書房、1984)、『ヘルメスの音楽』(筑摩書房、1992)、『映画の世紀末』(新潮社、2000)、『20世紀文化の臨界』(青土社、2000)など多数。「Realkyoto」(realkyoto.jp)にブログ連載中。